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大和市 T様邸 マンション住宅改修工事
改修部位は、浴室・洗面所・トイレ
助成金の利用 重度障害住宅改造助成金(限度額80万円)・日常生活用具の住宅改修工事(上限20万円)
障害の対象は13歳になる娘様。健常者のように成長過程にある年齢に比例する身長が得られず、入浴や洗面、トイレなど一人では不自由があった。
浴槽はまたぎが高く深いので一人では入浴が出来ない。
洗面化粧台もボールの位置が高すぎて手洗いや洗顔に苦労していた。
トイレの移乗においても手摺も無く、ましてやタンクの横に付いている洗浄レバーにはまったく手が届かなかった。
こんな不便を解消して、出来るだけ日常生活を自立させてあげたい。
助成金の事前申請から支給申請まで全て代行致しました。
扉は内開きの為、介助者と一緒に入る時は一旦体を交わしてから扉を閉めなければならない不便さがあります。また、床材も冷たく滑りやすい。
またぎは高く、浴槽も深いため介助者が必要になります。
新規ユニットバスは、TOTOのマンションン用リモデルバス。娘様の大好きな色「ピンク」を基調にしました。
手摺の位置やシャワーフックの位置など、娘様と一緒に確認しました。
洗面台は、高さを上下させられるTOTOの「座・ドレッサー」を置き、上部はウッドワンの無垢収納鏡を取り付けました。
T様のお宅は洗面化粧台位置の天井に構造用の「梁」が通っており、座・ドレッサーの上下セットが数センチ入りませんでした。そこで、上下を分け、上は照明も含め全て別の部材で組み合わせ致しました。
トイレは、TOTOのネオレスト(ハイブリット仕様)を取り付けました。
手摺位置もリモコンの位置も娘様に立ち会ってもらいました。
今までのように排泄後の水を流す動作に苦労がなくなり、移乗も手摺を使って楽々。
色は「ピンク」指定でした(微笑)
あとがき
工事中は第二監督のように進行具合をチェックする毎日。
ひとつひとつの進行状況に大はしゃぎ。
そして全てが完成すると、満面の笑みで大喜び。
工事完了3日後、市の職員と完成の立会い検査を実施した。
訪問して直ぐに出迎えてくれた娘さんの最高の笑顔。
お母さんとお父さんからも、娘がとっても気に入ってくれて毎日が楽しそう。と教えてくれた。
幾度と無くトイレと洗面を行ったりきたり、お風呂も楽しくてしょうがない。
こんなに喜ぶのなら、もっと早く改修してあげればよかったとご両親。
無事に完了検査も終え、帰宅しようとすると玄関まで送ってくれた娘さんが
何度も何度もお辞儀をしありがとう、ありがとう。って言ってくれた。
この仕事をしていて本当に良かった。